声と言葉のシゴト アナウンサー・司会・ナレーター・作詞家・訳詞家
2023.8.2
私は2年7ヶ月、韓国に語学留学していました。
挨拶くらいしかわからないまま行ったのは、現地で使える言葉を勉強したかったからです!と言えばかっこいいのですが、日本で勉強していると私の性格上、怠けてしまいそうだったからです笑。
私はNYやロンドンにミュージカル旅をするほどミュージカルが好きだったのですが、韓国がミュージカルが盛んなことは、実は住むまで知りませんでした。
こうして今、韓国のミュージカルを翻訳したり訳詞を書いたりできるのは本当に幸せなことです✨
今回の旅で見た1本目はウェストエンド発のミュージカル「SIX」の韓国版。
ヘンリー8世の6人の妻(離婚、斬首、病死、看取り)がガールズグループのように同じ舞台に集まり、「自分が一番大変だった妻よー」と競い合う物語で、この趣向がもう楽しくてしかたがありませんでした。セットはシンプルで、ミュージカルというよりはライブ感が強かったです。歌はみんなうまい!
そして本当に面白かったのが「デスノート」!追加公演が決定したことで旅の日程の間に観ることができました。
言わずもがな日本のコミックが原作でミュージカルも日本が初演です。ワイルドホーンさんの曲もいいし、デジタルを巧みに使った舞台美術が盛り上がりました。次回再演されたらタイミング合わせて訪韓したいくらいです。
そしてもう1本は「モーツアルト!」。日本版もチケット入手困難なウィーンミュージカルですね。
韓国ミュージカルは、主役からアンサンブルまで歌がうまいので、物語に没入できるんですよね。ユン・ジインさん演じる男爵夫人の代表曲「星から降る金」、歌声が本当にキラキラしてました。
神童と呼ばれたモーツァルトの半生を描いている今作。なんと言ってもクンツェ&リーヴァイコンビの曲が素敵な作品。「エリザベート」「レベッカ」をはじめ、日本初演の「マリーアントワネット」も彼らの作品なんです。
次回、何を見ようか、韓国はいつでも楽しみです。
今日も笑顔&笑顔で!
今日も笑顔&笑顔でお過ごしください♡